本にまつわる好きなこと

本を読むことが好きだけれど、本を読んでいる人を見ることも好き。

カフェで、バスや電車で、病院の待合室で、文庫を開いて没頭している人を見ると、今、一人で本の世界に入り込んでいるんだなぁと、うらやましくなります。

 

図書館のひっそりした空気も好きです。

私が通う図書館は公園の脇にあって、読書スペースの窓には緑が広がっています。

しんとした空間で、ひとりで物語に入って、ふと窓の外を見たときに木や小鳥が見られると、とても幸せな気分になります。

 

子供が眠った週末の夜、長いミステリを読むのも幸せ。

翌朝のことを気にせず、謎があって、事件が展開していき、物語の終わりに一気に向かっていくのは、週末の夜の贅沢な時間です。

 

文庫本ならば、さっと一冊カバンに入れて、いつでもどこでも楽しめる。

子育てでなかなかまとまった自分の時間が取れない今こそ、文庫本を楽しむ時期なのかもしれません。